Evernoteセミナーでの衝撃 その2

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日本のビジネスは世界で驚くほど遅れている。
そう言った話をEvernoteのセミナーで聞いた。
前回はそこまでお話しました。

ここで誤解のないように説明すると、決して日本の技術が遅れている訳ではありません。
この手の話をすると必ず「日本の製品は素晴らしいので断じて遅れていない」と言う人がいらっしゃいます。
確かに日本の生産技術は高いと思います。
しかし、生産はビジネスの中の一部でしかありません。

ビジネスとは、商品を開発して、生産して、お金に変えること。
また、それを、できるだけ少ないコストと労力で行うこと。
それがビジネスです。

日本の技術や商品は世界でも有数のものばかりであることは誰もが知っています。
しかし、それを開発して、販売するまでが、世界的に見て非効率だと言うことです。

日本人の労働時間は年間で1745時間らしいです。
これは世界でも類を見ないほど勤勉勤労な数字らしいです。
しかし、労働時間に対する生産性は世界で21位だそうです。
つまり、働いている割には、儲かっていないと言うことです。

先進国と新興国を合わせた20カ国のグループで、G20と言うのがありますね。
日本も当然、メンバーに入っています。
しかし、日本のビジネスの生産性は、世界で21位です。
先進国と新興国を合わせた数字より、日本は下なのです。
どれほど日本が遅れているか分かりますね。
G20には、EUも含まれていますので、正確には20カ国ではありませんが、日本の遅れ具合が半端でないのは確かです。

まず、ビジネスマンのスマホやタブレットの普及率ですが、日本では60%未満。
これに対して中国は80%以上らしいです。
アメリカも、78%程度ということです。
スマホやタブレットを利用することで、どこでも効率よく仕事ができるようになっているそうです。
営業さんが得意先を回って、日報を書くためだけに無駄な時間を使って会社に戻るのも、日本だけらしいです。
日報は現場から送信して、それで終わり。
そうやって余った時間で、得意先をもう一軒回るのが世界の常識になっているそうです。

このように現場と会社をスムーズに連携させるのに、世界のビジネスではクラウドを利用しています。
クラウドの普及率も、日本は、驚くほど低く、50%に到達するもの程遠いのが現状らしいです。
これに対してアメリカでは、ほぼ100%だそうです。
すでに、使っているのが当たり前すぎて「クラウド」という言葉は死語になっているそうです。
資源がなく、輸入したものを加工し、輸出すると言う日本と同じビジネスモデルのシンガポールでは98%の普及率です。

また、最近、世界のビジネス界では、クラウドを利用することで、どういったメリットがあるのか?
それを数値化することも盛んに行われているそうです。
次回は、ある簡単な計算で得られる数値を見ながらお話ししたいと思います。

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