昨日、ある公開チャットを見ていました。
公開チャットとは、インターネットを使って、チャットとは文字で会話する仕組みです。
文字で会話するのは、SMSやメッセンジャーで多くの人が経験したことがあると思います。
それを公開討論会のような形式にしているのが公開チャットです。

その公開チャットで、セキュリティーの話題が上がっていました。
僕はその内容を見て、あまりの危機管理意識の低さに驚愕しました。
始めて、言葉に形容しがたいほど驚いたと言う体験をしました。

パスワードの使い回しは、言うに及ばず、根本的にセキュリティー設定は何もしていない状態です。
さらに、スマホアプリのパスワードをメモした紙を、スマホケースに挟んである人までいました。

先日、コインチェックから500億円以上の流出事件がありました。
約26万人の仮想通貨資産が流出したそうです。
この事件でセキュリティーを怠ったのは、コインチェックだけではありません。
26万人の全ての人がセキュリティーを怠った結果です。

例えば、この26万人の中の、20万人が仮想通貨資産のセキュリティーをしっかりしていたとします。
すると、単純計算で被害額は100億円程度で収まったはずです。
500億円の事件と、100億円の事件では、市場に与える影響は全く違います。
市場の動きが鈍化すれば、日本の動きが鈍化します。
結局、国民一人一人に影響を与えます。

この26万人は、日本は大丈夫と言う根拠のない安心感を持っていたと思います。
しかし、日本も大丈夫ではなかったのです。
それどころか、史上最大の流出事件となってしまいました。

日本人の多くはPCを使わず、スマホをメインに使います。
中にはPCは持っていなくて、スマホしか持っていない人もいます。
それにも関わらず、スマホのセキュリティーについて関心のない人がこんなに多いのは異常です。
日本は平和ボケしていると言われていますが、かなりの重症です。
危険が迫っていても、危険と認識できなくなってしまっています。

あなたも、一度、セキュリティーを見直してみてください。
iPhoneならAppleID、AndroidならGoogleアカウントのパスワードは使い回し以外のパスワードにしてください。
できるだけ複雑なものが良いでしょう。
普段はPINコードと生体認証を使えば、複雑なパスワードを毎回入力する必要はありません。
たった、それだけで安全性は数倍に増します。
スマホを乗っ取られると、身代金を要求されることもあります。

あなたがこれまでセキュリティーに無頓着だったら、まず、スマホの簡単なセキュリティーから始めてみましょう。

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