やる事やって、大いに嘆いてみませんか?

進撃の巨人と言う漫画をご存知でしょうか?
テレビアニメや映画にもなったので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
僕は、これまも何度か、漫画やアニメに登場する名言を紹介した事があります。
今回は、この進撃の巨人の中のある名言を紹介しようと思います。

この進撃の巨人は、中世ヨーロッパのような世界の物語です。
そんな世界で、100年以上前に、突如出現した巨人に追い立てられた人類の話です。
人類は、巨大な壁に囲まれた国を作り、その中に逃げ込みました。
それから100年、壁の中だけで生きるしかない不自由な運命を、変えようとする若者が主人公です。
主人公は、兵士になって、壁外調査に挑む調査兵団に入団します。
調査兵団の兵士達は、巨人に立ち向かいながら、自由を目指して、巨人の謎に迫ります。

仲間達が容赦なく死んでいくダーファンタジーですが、非常に人気のある漫画です。
政治の腐敗や、既得権益による弱者からの搾取、真実を知らされない国民などが描かれています。
その中で、自らを鼓舞しながら主人公達は、自由な世界を目指します。
社会が抱える問題に妙にリアリティーがあるのも、人気の理由だと思います。

今月、この進撃の巨人の最新巻が発売されました。
最新巻は全く新しい展開になっていました。
かなり驚きの展開に、これまでの話を全て確認したくなり、1巻から読み返すことにしました。
読み返している時に、作中のある台詞が目に留まりました。

「不足を確認して、現状を嘆くのは、大事な儀式だ」

僕は、この台詞に不思議な説得力を感じました。
物語の中で、主人公はある能力に目覚めます。
その後、その能力を活かせるように、巨人との戦闘に特化したリヴァイ班に配属されます。
しかし、主人公は、その能力を使いこなす事が出来ません。
能力を使いこなせず落ち込む主人公を前に、リヴァイ兵長が厳しい言葉を浴びせます。
その発言に対して、他の班員がこう言います。

「それで、エレン(主人公の名前)を責めなくても」

これに対して、リヴァイ兵長はこう言います。

「俺は口が悪いだけで、責めちゃいねぇよ。
不足を確認して、現状を嘆くのは、大事な儀式だ」

この台詞に思わず納得していました。
僕は、仕事柄、ビジネスの相談に乗るのですが、多くの方が現状に問題意識を持っています。
ところが、問題の原因を、自分で明確に認識できている人は多くありません。
ただ、思い通りになっていない現状に、問題意識を持って、嘆いている状態です。

現状を嘆く前に、不足を確認する事が重要なのです。
何が不足しているかも分からず、ただ、思い通りにならない現状を嘆いても時間の無駄です。
しかし、不足を確認して、現状を嘆くのは、非常に有意義な事です。
不足を確認するだけで、時間の無駄から、大事な儀式に格上げされるのです。

不足が確認できていれば、自ずと改善するべき点も見えてきます。
一通り嘆いた後に、すぐにリカバリできます。
あなたも、思い通りにならない時は、まず、不足を確認してみましょう。
その後に、大いに現状を嘆いて、気が晴れたら巻き返せばいいのです。

ビジネスも、人生も、基本的には思い通りになりません。
思い通りになっているように見える人は、思い通りにするための、コツを心得ているのです。
不足を確認して、現状を嘆くというのも、非常に有効なコツだと思います。
あなたも、試してみては如何でしょう?

因みに僕はHuluで、アニメ版の進撃の巨人も見ています。
2週間の無料期間があるので、その間に見ればお得です。

px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2TPGFU+6XGN8Y+3TXU+5YZ77

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