出来るか?出来ないか?の二極化

年末が近づいてくると気になり始めるのが新春講演会の「どうなる」シリーズです。
来年は何を話そうか、少しずつ整理を始めています。
どうなる2016年から僕も「どうなる」シリーズを始めたのですが…
その2016年で「情報弱者」のお話しをしました。

これからは情報弱者という考え方が徐々に広がってきます。
ITに疎い人は、情報弱者と扱われて、知らず知らずの間に居場所を失います。
そして、最も怖いのは、情報弱者の人は、自分が情報弱者とは気づかないのです。
2016年ごろから徐々に情報弱者が、疎まれ始めます。
そして、2018年ごろから一般の人と情報弱者の対立が始まります。

そんな内容でした。
その当時は、多くの方があまりピンと来ないような顔をしていました。
もしかしたら、今でもピンときていない人もいるかも知れません。

しかし、ピンときてる人にも、きてない人にも2018年はやってきます。
そこで、2018年のために少しだけ情報弱者についてお話ししておきましょう。
情報弱者とはなんでしょう?

これには色々な意味がありますが、対立にだけポイントを絞れば答えは簡単です。
「出来るか人?出来ないか人?」
この二つです。

ITの普及で私たちは非常に多くのことができるようになりました。
書類作り、チラシ作り、ホームページ作成、写真編集、動画編集、音楽編集…
パソコンさえあれば、なんでも出来ます。
ただし、当然ですが、使い方を覚えて出来るようにならなければなりません。
その代わりやる気になれば何でもできます。

写真編集だけでも、パソコンの普及前は非常に大変でした。
写真に手書きで、色を入れながら修正したり、ネガをつなぎ合わせたりしました。
また、写真の表面を針などで引っ掻いで、傷をつけたりもしました。
写真編集だけでも、専用の部屋と、それなりの道具が必要でした。
動画編集や音楽編集は、さらに広い場所と機材が必要でした。
チラシ作りでも、たった20年前は、デザイン会社にお願いするのが普通でした。

それが、今ではパソコン1台で出来てしまいます。
場所も、機材も、必要ありません。
大豪邸に住んでいようと、アパートの一室に住んでいようと条件は同じです。
あとは、やる気だけです。
インターネットで検索すれば、色々な事を調べることができます。
さらに、オンライン教材なども充実しています。
学ぶ気があれば、今、この瞬間からでも学べます。

生まれも、育ちも、学歴も関係ありません。
出来るか?出来ないか?だけなのです。
出来る人は、どこまでも出来るようになります。
一人で、書類やチラシを作って、写真や動画や音楽を編集できる人など数え切れないほどいます。
さらに、ホームページを作成して、自分の映像や音楽の作品を販売している人だって数え切れません。

しかし、出来ない人は何も出来ないままです。
インターネットで検索をすれば良いだけなのに、それもしません。
出来ない人は、どうして良いのか、自分自身でも分からないのです。
誰も教えてくれないとか、自分には学ぶチャンスがないと考え始めています。
この状態が、情報弱者と言われる状態です。

出来る人は、自分でどんどん出来る事を広げていきます。
そして、自分が努力したと言う自負が芽生えます。
出来ない人は、どうして良いのか分からず、出来る人との差だけが広がります。
そして、努力の機会すら与えられなかったと、被害妄想に陥っていきます。
対立するのは必至ですね。

では、どうすれば良いのでしょうか?
実は、闇雲に何でも出来るようになれば良いと言う訳ではありません。
重要なのは、自分で調べて、自分で練習して、自分で体験して、自分で出来るようになる事です。
たった1つのことで良いので、自分で出来るようになるプロセスを体験するのです。
1つのプロセスを体験すれば、必ず次のプロセスに活かせます。

子供の頃は、誰もが練習と体験を繰り返して、出来るようになって来たはずです。
自転車も、竹馬も、魚釣りも…。
大人になるにつれて、教室に通ったり、先生に師事したりしなければならないと思い込むようになりました。
自分で調べるのではなく、教室で先生に質問して、答えを教えてもらいます。
自分で試してコツを得るのではなく、教室で先生に質問して、コツを教えてもらいます。
しかし、この方法で本当にITが活用できるようになった人を見たことがありません。
それは、ITの技術の習得は、大人の方法より、子供のように練習と体験を繰り返した方が断然、効果的だからです。

事実、子供の方が、ITに勝手に強くなっていきます。
それは、子供の方が頭が柔らかいからではなく、子供の方法で習得した方が理に適っているからです。

これから徐々に出来る人と出来ない人が二極化して、対立が大きくなってきます。
もし、自分が「出来る人」だと実感がない人は、ぜひ「出来る人」を目指して、何かに挑戦してみてください。

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