ビデオカメラを買うときの注意

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何年かぶりにビデオカメラを購入すると言う事で、ここ数日、色々と調べに調べました。
店頭に足を運んだり、ネットで調べたり結構大変でした。

何が大変だったか?
それは数日前のメールから始まりました。
数日前に母親からメールが入ってきました。

行灯池奉納祭のビデオを撮らなければならなくなりました。
踊りの先生がお年を召して、今年で最後にするそうです。
それをビデオに残して、DVDにして、来年からそれを見ながら練習するそうです。
撮影役をお父さんが勝手に引き受けてきてしまいました。
あなたに貸してあるビデオカメラを送ってください。

確かにセミナー動画の撮影用に実家からビデオカメラを借りたままにしています。
しかし、ハイビジョンに対応しておらず、暗所撮影の感度も非常に悪いカメラです。
行灯池奉納祭と言うお祭りは、平たく言えば盆踊り事です。
250年ほど昔に、少しばかり、事情があって行灯池奉納祭と言う名前になりました。
つまり、夜祭りの撮影をする訳です。

私はすぐさま電話で折り返して、こう言いました。

ビデオカメラを送るのは構わないけど、あのカメラは夜祭りの撮影には向かないよ。
真っ暗で、影がうごめくのが写るだけだと思うよ。
選択肢としては3つあるからどれにするか選んで、欲しいんだけどいいかな。
1つ目は、影がうごめくのを撮影してDVDに焼いて、来年から、何とか目を凝らして見ながら練習する。
2つ目は、新しいビデオカメラを購入する。
3つ目は、撮影役を降りる。
どれかに決めないとラチがあきません。

すると母親から、さらに衝撃的な発言が!?

新しいビデオカメラを買うので良いよ。
ただ新しいのだとお父さんが撮影できないから、あんたが撮影に来て欲しいんだけど大丈夫かな?

私:それはいつなの?
母:8月2日。
私:え!?そんなのすぐじゃん。今日は7月26日だよ。
母:だって、昨日の寄り合いでお父さんが引き受けてきちゃったんだもん。
私;名古屋でセミナーがある日だから帰れるけど、急いでカメラを買わないとあかんわ。
母:私たちは年金暮らしだから、カメラは3万円ぐらいで選んでね。
私:とりあえず探してみます。

こんな感じで急いでカメラを買う必要が出てきました。
価格が3万円程度と言う事で、メーカーはビクターの一択で選ぶしかありません。
ビクターのビデオカメラは、なぜか値下がりが速いので、そこそこ良い品が、安く手に入ります。
メーカーは決まりましたが、決まらないのが暗所撮影でした。

暗所撮影の性能はF値とセンサーの感度で決まります。
F値は低ければ低いほど、少ない光でもレンズが、しっかりと像を結びます。
しかし、デジタル時代はレンズだけ無く、センサーの感度が重要なのです。
F値が低くても、センサーが悪ければ、綺麗に撮れません。
F値が低くても、センサーが良ければ、綺麗に撮れることもあります。

こう言った複雑な条件が絡み合う関係上、カタログには最低被写体照度と言う数値が載っています。
これは、どれほど少ない明るさから綺麗に撮影できるかを表した数値です。
この数値が低ければ、暗くても綺麗に撮れます。
ところが、この数値が低いと、ズームが弱くなります。

ズームと数値の兼ね合いを考えながら、商品を決定しようと思った瞬間に、ある数値が目に入りました。
それは「35mm換算」という数値です。
35mm換算という数値は、写り方の画角を調べるときに使われる数値です。
私が選ぼうと思った商品の、35mm換算の最小値は、40.5mmでした。
これは画角が非常に狭いことを意味しています。

画角が広いカメラを使うと、すぐ近くの人にカメラを向けても全身が撮れます。
しかし、画角が狭いカメラを使うと、ファインダーに全身が収まりません。
二歩、三歩と後ずさりをする必要があります。
最近は、コストパフォーマンス重視で画角などを気にせずにカメラを買う人が増えてきました。
そのため観光地などで、カメラを構えながら、後ずさりする人を沢山目にするようになりました。

暗所撮影が出来るビデオカメラを購入すると言う事は、室内での撮影に適していると言う事です。
それなのに、画角が狭くては意味がありません。
観光地なら後ずさりも出来ますが、室内には後ずさりできないケースが多々あります。
ギリギリで気付いて、再度、選び直しです。
最終的に、選んだカメラがこれです。

GZ-E765
・高感度 裏面照射CMOSセンサー
・F値1.8〜3.9
・35mm換算 29.3〜1906mm
・最低被写体照度3ルクス
・Amazon価格 29,800円
amzn.to/1SLkpS7

商品到着予定日は7月30日でした。
何とか8月2日には間に合いそうです。
暗所撮影の性能は、カタログスペックと何となくの勘を頼りに選びました。
実際に撮影してみないと正直なんとも言えません。
暗所撮影が想定通りに出来ることを祈るばかりです。

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