ビビりながらも前に進む

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先日、私のクライアントさんがこんな事を言いました。
「私は頑張ってビビりを直そうと思います」
それを聞いて私は言いました。
「ビビりを直すのは無理ですよ
ビビりながらも前に進む事を覚えないと駄目です 」

それを聞いてクライアントさんはこう聞き返しました。
「私は竹田さんのように、ビビりじゃなくなりたいんですが無理ですか?」
私は言いました。
「私を含めて、ビビりじゃない人なんて誰もいませんよ
みんなビビりながらも前に進んでいるんです」

当然ながら、私だってビビったり、不安になったりする事はあります。

でも私はビビるのってそれほど悪い事ではないと思っています。
ビビっている自分を認めながらも、前に進むから人は成長するのだと思います。
以前読んだマンガにこんな台詞がありました。
「怖いと認める事と、そこから逃げ出す事はイコールじゃない」
この台詞に凄く衝撃を受けたのを思い出します。

自分一人で起業したばかりの事でした。
当時の私では荷が重すぎる依頼を受けてしまいました。
知識も経験も、全く及ばない依頼でした。
そのクライアントさんから、クレームの電話が、月に3回も、4回もかかってきました。
電話が鳴るたびにビクビクしていました。

そんな時、学生時代に買ったマンガ本を読み返していて、先ほどの台詞を見つけたのです。
さらに読み進めるとこんな台詞がありました。
「戦うってことは怖いってことだ。そしてそこから逃げないってことだ」
この台詞に、さらに強い衝撃を受けました。

学生時代には、普通に流し読みをしていた台詞に、自分でも驚くほどの衝撃を受けたのです。

怖い事に直面したときに怖いって認めても良いんだ。
怖いと認めた上で、逃げ出さない事が戦うって事なんだ。
そう理解した瞬間、とても気持ちが楽になりました。
そしてある事に気づいたのです。

人間は自分自身が怖いと認めると、自己防衛のためにあり得ない程の能力を発揮するのです。

仕事が怖くて、クレームが怖くて、クライアントさんが怖い。
それ認めた瞬間、自己防衛本能のスイッチが入りました。
私は自分の能力が数倍にも跳ね上がった感覚を得る事が出来ました。
知識も経験も、全く及ばなかったはずの依頼が、スラスラとこなせるようになったのです。
新しいアイデアも、どんどん浮かんできました。
気づけば、クライアントさんの信頼を勝ち取るまでになっていました。

IT関係のセミナーを開催すると、多くの方からこんな相談を受けます。
「難しかったらどうしよう」
「私だけ解らなかったらどうしよう」
知らない事を学ぶとき、不安や恐怖を感じるのは当然です。

しかし、不安や恐怖を感じているときほど、あなたの自己防衛本能は強く働きます。
通常よりも高い能力を発揮してくれます。
不安や恐怖を感じるときほど、一歩前に進む事で、大きな成果を得る事が出来るはずです。

「怖いと認める事と、そこから逃げ出す事はイコールじゃない」
「戦うってことは怖いってことだ。そしてそこから逃げないってことだ」
この2つの台詞が、私にそれを気づかせてくれました。

そして、ビビらない人など一人もいません。
あなたが不安や恐怖を感じる事は、あなた以外の多く人が同じように感じます。
自分一人だと思って不安になる必要ありません。
ぜひ、安心して一歩を踏み出してみて下さい。

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