このたわけ者が!

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時代劇で、織田信長の台詞としてよく使われるのが「このたわけ者が!」です。
「たわけ」とは、愛知県の方言で、大阪で「あほ」、東京で「ばか」に近い言葉だと思います。
漢字で、戯け(たわけ)と書きますが、古い文献では田分けと記されています。

織田信長は、尾張の小国を全国統一の覇権国まで育て上げました。
その際に、どうしても必要だったのが、農作物の生産高でした。
古来より、農家の土地は、親から子へ相続されます。
兄弟がいる場合、兄弟で平等に分配して相続する事になっていました。
しかし、田畑は一定以上の広さを耕した方が、効率が良く、生産高を増やす事が出来ます。
反対に、細かく分配する事で、効率が悪くなり、生産高が減ってしまいます。

織田信長は、その事を熟知していて、田畑を兄弟で分配して相続する事を禁止しました。
田畑は長男が相続し、長男以外は商売をするように奨励しました。
そのために楽市楽座を併せて奨励したのです。
それにも関わらず、兄弟で平等に分配して、田畑を細かく分ける人がいました。
それを「たわけ者」と呼んだのです。

さて、時代は流れて現代はどうでしょう?

時間をこまめに区切って、一見効率よく動いている様に見える人が沢山います。
しかし、時間をこまめに区切るのは、余計に非効率だと思います。
子供に、30分勉強して、30分だけ遊んで、風呂に入りなさいと言う親がいます。
その子はきっと集中力の無い子になると思います。
今日は1時間勉強して、明日は1時間遊びましょうと言った方が良いような気がします。

時間も田畑と同じで、こまめに区切っては、余計に効率が悪くなると思います。

ITを賢く使える人は、自動化を利用して、タスクを短時間で済ます事が出来ます。
タスクとは「やらなくてはならないこと」と言う意味です。
自動化が利用できなければ、こまごまとした作業をする事になり、時間がこま切れになります。
自動化が利用できれば、タスクが短時間で済ませられるようになります。
結果として、まとまった時間が残ります。

このまとまった時間は、タスク以外に利用できますね。
これはとても重要なことです。
まとまった時間さえあれば、新しい事に挑戦することが出来ます。
新しい事を勉強したり、思いついた事を試したり、研究したりと、有効に時間が使えます。

最近では、クラウドを利用した自動化サービスが増えてきました。
これらをどう使うか?
今後は、それが「 たわけ者」を決めるポイントになってくるでしょう。

今月の「ITなるほど講座」でも、クラウドを利用したネットビシネスの自動化のお話をします。
この方法を知っているだけで、タスクを短時間に抑える事ができます。
たったそれだけで人生そのものがとても有意義になります。

お陰様で残席わずかとなっています。
この機会に話題の自動化サービスを学んでみましょう。
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