Apple TVが本当の主役だった

b2e34f08fb7edf278e9f4cf0009d0e16.png

9月10日にアップルの新商品の発表会がありました。
新型のiPhone、新型のiPad、AppleWatchのエルメスモデルなど、色々な商品が発表されました。
例年、この発表の場で主役になるのがiPhoneです。
しかし、今年は少し違っていました。

Apple TVが一気に主役に躍り出た!

そう言った声があちこちであがっています。
今日は、そのApple TVについてお話ししようと思います。

Apple TVと言うのは、テレビに接続して、インターネット配信動画を見るための装置です。
Apple TVなんて初めて聞いたと思われる方もいらっしゃるかも知れません。
でも、この商品は2006年から販売されています。
日本では脇役として販売されてきました。

ところが今回の発表で、一気に主役級まで上り詰めた感があると言う訳です。

今やインターネットでは、さまざまな動画が配信されています。
多くの方がYouTubeの動画をご覧になったことがあると思います。
それ以外に、オンデマンド動画が数多くあります。

オンデマンド動画ってなに?

そう思われる方も多いと思いますので、少し説明しますね。
オンデマンドとは、注文があったときに対応すると言う意味です。
つまりオンデマンド動画とは、見たいと思った時に、見ることが出来る動画のことです。
通常のテレビ番組は、テレビ局が勝手に作った番組表通りに、一方的に放送されます。
これに対して、オンデマンド動画は自分が見たいときに見たい番組を見ることが出来ます。

各テレビ局も2010年頃からテレビ放送だけではなく、オンデマンド放送を徐々に開始しました。
NHK、フジテレビ、TBS、日本テレビ、テレビ朝日など主要のテレビ局が横並びで放送しています。
余談になりますが、2005年にライブドアのニッポン放送買収が話題なりました。
ホリエモンは、2005年の段階でオンデマンド放送の必要性を訴えて、放送業界への参入を目指したのです。
その時には、放送業界は、徒党を組んでオンデマンド放送など必要ないとライブドアの参入に徹底抗戦しました。

このオンデマンド放送は、放送番組を自分で選び、視聴をクリックするだけ、いつでも見ることが出来ます。
パソコンやスマホでも楽しんでいる方も大勢います。
オンデマンド放送は、テレビ局以外に、オンデマンド放送を専業としている会社がいくつもあります。
それらを手軽に、家庭用テレビで楽しめるようにしたのがApple TVでした。
しかし、販売の伸びは今ひとつでした。

そのApple TVが、このタイミングで多機能化され、大幅にアップグレードされたのです。
最大の目玉はさまざまなアプリが利用できるようになったことです。
ゲームや写真など、iPhoneで利用しているアプリと同じアプリも利用できるようです。

例えば、iPhoneで撮影した動画が、Apple TVの写真アプリを開くと、すぐにテレビで再生できたりします。
他にも、ゲームや買い物などのアプリも、登場するようです。
これまで、iPhoneの画面でしか出来なかったゲームが、テレビの大画面でできるようになったりします。

そして、発表会でも一押しされていたのが、テレビ操作に最適化された賢いSiriです。
Siriとは、iPhoneでもお馴染みの音声アシスタントです。
「今日の天気は?」
「明日の予定を教えて?」
こんな感じで話しかけるだけで、それに答えてくれるのがSiriです。

このSiriが賢くなって、Apple TVの操作をサポートしてくれるそうです。
「○○が主演の映画が観たい」
「この映画の監督は誰?」
リモコンに話しかけるだけで、答えが返ってくるそうです。

日本人にとって、テレビは無料で、番組が勝手に垂れ流しにされているのが普通です。
しかし、多チャンネル化が進み、見たいチャンネルを契約して見ると言う方式の国が増えてきました。
その流れが少しずつ日本にも入ってきています。
スカパーやWOWOWがそれに当たります。

そのスカパーやWOWOWを凌ぐ魅力的なアップグレードを、遂げたのが今回のApple TVです。
Apple TVを使うことで、あなたのテレビが、もっと便利な情報ツールに変化するのです。
これまでApple TVなど聞いたこともないという方も、ぜひ注目してみて下さい。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です