YouTubeの動画を見ていると、最初の5秒間だけCMが割り込む事があります。
YouTubeを利用した事がある方は、ご存知だと思います。

このCMは5秒間見れば、あとはスキップする事ができます。
ところが、最近はこの5秒間に勝負を賭けているCMが増えてきました。
この5秒間で、視聴者の心を掴んでスキップをさせないように、手を凝らしたCMが増えてきたのです。

私も先日、最初の5秒間のインパクトに拘った画を作成しました。
動画全体は約20分の動画です。
YouTubeに3万円ほど支払って、この動画をCMとしてテスト的に流してみました。

すると、多くの視聴者の方が、最初の5秒でスキップすることなく、続きを見てくれました。
しかし、平均視聴時間は1分30秒でした。
5秒でのスキップを免れても、約20分の動画を、1分30秒でスキップされては意味がありません。

この20分の動画を、最後まで視聴してくれた人は、6％しかいませんでした。
3分以内に半数の人がスキップしてしまっていました。
さらに、5分で7割の方がスキップしてしまいます。

ところが、5分以上、視聴して下さった方の多くが、そのまま15分以上、視聴して下さる事も分かりました。
つまり、最初のハードルが3分、次のハードルが5分。
そして、5分のハードルを越えれば、15分ぐらいは視聴してもらえると言う訳です。

それを逆手に取って動画を作る事は出来ないか？

そう思って、次のテストCM用の動画を作成してみました。
内容としては、動画の最初に「3分で終わる」と宣言する。
3分後に「あと2分だけ見てください」と延長をお願いする。
これで5分まで漕ぎ付けます。

動画自体は20分も作らず、全体で7分程度にまとめて見ました。
この動画が高い確率で、最後まで視聴してもらえれば、この構成が非常に効果的だと言うことになります。

現在、CMとして審査中です。
この審査に通れば、CMとしてYouTubeで流れます。
その動画がこれです。

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