現在、Windows10の無料アップグレード期間です。
無料アップグレードを利用するとWindows7やWindows8を利用している人が無料でWindows10にしてもらえます。
この期間は2016年7月までです。

以前にセミナーの余談でWindows10の無料アップグレードの注意点についてお話しした事があります。
その注意点がクリアできなければ、無料アップグレードを急ぐ必要はありませんとお伝えしました。
ところが話と言うのはなぜか少しずつ変わっていってしまいます。
最近、何人かの方からこんなことを聞かれました。
「以前、無料アップグレードの必要はないと言われたので、そのままにしているのですが良いですか？」

私の言った「必要ありません」という部分だけが印象的で、解釈が変化してしまったのだと思います。
ここで改めてWindows10の無料アップグレードについて詳しくお伝えしようと思います。

Windows10へのアップグレードは必要です。
可能な限りすべきです。
ただし注意も必要です。
新しいWindowsが発売になると、最初は多くの不具合が発生します。
それは時間を追うごとに、修正されていきます。
注意とは、この不具合のことです。
この不具合の問題がクリアできなければ、急ぐ必要はありませんというのが私のお伝えしたかったことです。

パソコンは人それぞれ使い道が異なります。
Windowsをアップグレードして、自分の使い道で、不具合が起きるかどうか？
それを確認してからアップグレードしなければなりません。

確認と言っても具体的にどうすればいいのか？

これはいたって簡単です。
パソコンメーカーに問い合わせれば良いのです。
電話でも、メールでも構いません。
また、メーカーのホームページに不具合の状況が公開されていたりもします。

不具合がないこと、もしくは不具合についての具体的な対処法を確認してから、アップグレードします。

Windows10の無料アップグレードが開始されて3ヶ月が経ちました。
この3ヶ月でパソコンメーカーには、数多くの不具合情報が寄せられたはずです。
その対策も着々と進められてきたはずです。
メーカーに確認して、アップグレードを検討してみてください。

実のところ、そろそろアップグレードを検討しておかないと困ったことになる可能性があるのです。
それは、年明けを目処にWindows10へのアップグレードの自動化が検討されているからです。
つまり、Windows7やWindows8を使っている人は、ある日突然パソコンを起動したらWindows10なっているのです。
不具合の情報も知らず、何の準備もしていない人は大混乱するでしょう。

設定を変更することで自動アップグレードを止めることはできます。
また、アップグレードしても31日間なら、元に戻すこともできます。
しかし、そう言った芸当ができる人は、もともと自分でアップグレードしているはずです。
細かいことができない人が、大混乱してしまうのです。

そう言った混乱を避けるためにも、アップグレードに対して、能動的に動いて、前向きに検討してみてください。
毎月、ITなるほど講座の後に、2時間程度のお茶会を開いています。
そう言った場で、アップグレードの相談をしていただいても構いませんので、ぜひご活用ください。

◆11月のITなるほど講座

「ITを使った伝える力を磨こう」
11月15日（日）
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