昨日、ネットのニュースで、ロンドンのお年寄りがAppleを相手に訴訟を起こしたと書いてありました。
訴訟の内容は「Apple StoreにiPhoneを修理に出したら15年分の思い出が消えた」と言うことでした。

訴訟を起こすぐらいですから、とてもショックだったのでしょう。
個人的には気の毒だなぁと思います。

しかし、Apple側は真っ向から受けて立つ構えのようです。
このAppleの対応は至極当然のことだとも思います。
なぜならiPhoneは、他のどのスマホと比べても非常に簡単にデータのバックアップできるように設計されています。
一度、初期設定をしてしまえば普段使いをしているだけで、永久にデータのバックアップしてくれるのです。

この仕組みを提供するためにAppleは、多額の開発費を投じているはずです。
それにも関わらずデータのバックアップをしていなかったユーザーの方が悪いと言うのがAppleの言い分なのでしょう。
20年前ならいざ知らず、現在であれば、きっとAppleの言い分の方が正しいと判断されるでしょう。

このお年寄りの気持ちは解りますが、現在はそんな時代です。
複雑な気持ちになりますが、誰も助けてはくれないでしょう。
データが消えてしまったら、バックアップしていない人が悪い。
この流れはもう止められません。

先ほどもお話ししましたが、特にiPhoneのバックアップは初期設定をするだけで、あとは手間いらずです。

iPhoneは、思い出をや記録を蓄積できる仕組みになっています。
普通に使っているだけで、撮影時期、撮影場所などで写真や動画を賢く整理してくれます。
だからこそバックアップができていないと、何らかの事故で思い出が一瞬にして消えてしまうのです。

そんなことを言っても、どこでバックアップの方法を教えて貰えばいいの？

そう思われる方が多いと思います。
ITの時代になって多くの人を混乱させているのが取扱説明書がないと言う現象です。
20年前であれば、パソコンにも携帯電話にも分厚い取扱説明書が付属されていました。
しかし、今は付属されていません。

取り扱いの方法はメーカーのホームページで調べる。
または、ネット上のユーザーフォーラムで相談する。
さらに、友人や詳しい知り合いに教えてもらう。
これがスタンダードなスタイルになってきました。

これに文句を言っても何ともなりません。
対応するしかないのです。
私自身もそう言った方の役に立てるようなセミナーをしています。
しかし、全ての方が日程が合う訳ではなく、遠方の方もいらっしゃいます。

そう言った方は、コンビニなどで書籍コーナーを少しだけチェックしてみて下さい。
最近は、コンビニに簡単な使い方マニュアルのような本が並んでいます。
本屋で分厚い本を買ってくるよりピンポイントで解説されています。
ぜひ、探してみて下さい。

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ilt.jp/takeda/iphone/?i=%%c1%%

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