2019年の1月から4月まで、ITなるほど講座を毎月2回開催するスケジュールになっています。
これを機に、毎月のテーマを二回に分けて、これまでよりも少し深い内容をお届けしようと思っています。
1月はキャッシュレス時代の歩き方として、理論編と実践編をお届けします。

これまでになかったスタイルなので、理論編と実践編は何が違うのかと言った質問をたくさん頂戴しました。
少しアナウンス不足だったのを反省しつつ、理論編と実践編の内容とその違いについてお話ししようと思います。

日本は非常に平和な国です。
これまで内需も非常に高く、日本国内でも、経済の6割が成り立ってしまう国でした。
だから、現金を使っていても安全で、日本円さえ使っていれば、誰もが普通に生活が送れていました。

しかし、世界には日本のような国は稀です。
現金を持っていれば、強盗に逢います。
内需が低い国では、世界経済の動きで、自国の通貨の価値が大変動を起こします。
通貨の変動の幅の事をボラタリティと言います。
このボラタリティでのダメージを減らすために、為替相場の売り買いが盛んに行われています。
この売り買いで利鞘を稼ぐトレードがFXです。

ボラタリティが大きければ、通貨を保有しているだけで含み損が発生することもあります。
逆に、都合よく通貨を買い換えていく事で、大きな利益を得る事も可能です。
さらに、治安が悪ければ、現金を後生大事に保有していても、リスクが増すばかりです。
日本にいると信じられないかもしれませんが、これが、日本以外の多くの国の状態です。
そんな状態をイメージしてみて下さい。
そうすれば現金が厄介な存在でしかない他国の現状がイメージできると思います。

つまり、日本以外の国では、キャッシュレス化は必然の方向性だったのです。

このような世界の流れと、東京オリンピックを開催するにあたり、日本もキャッシュレス化の必要が出てきました。
さらに、世界で行ってみたい都市として、1位だった京都が今では5位にも入れない状態です。
順位が下がった理由として、買い物の不便さとと、レジでの混雑が挙げられています。
日本円の現金は、日本在住の日本人にとっては便利ですが、外国人観光客には厄介な代物なのです。

既に世界では、現金の利用をやめてしまった国も存在しています。
現金の利用をやめた国では、著しく景気が上昇しています。
現金を使っている国は、必要以上に蓄財意識が高く、経済が停滞してしまう事も分かってきました。
景気回復の手段としても、キャッシュレス化には期待が集まっています。

さて、ではキャッシュレス化が始まるとどうなるのでしょうか？
それについてお話しするのが1月のITなるほど講座のテーマです。

理論編では、実際にキャッシュレス化が始まると社会はどう変化するのか？
私たちは何を準備する必要があるのか？
キャッシュレスの波に乗るべきなのか？それとも現金主義に拘るべきなのか？
そう言った観点でお話ししようと思います。

これに対して、実践編では、スマホやPCをどうやって使えば、キャッシュレス化に翻弄されないのか？
さらに、スマホやPCを利用したフィナンシャルテクノロジーとどう付き合えば良いのか？
どうすれば得するのか？
どうすれば損してしまうのか？
そう言った観点でお話ししようと思います。

理論編は、大きな流れを理解しつつ、ビジネスやご商売で対策をするのに必要になってくる知識になります。
実践編では、個人の家計に影響する内容になります。
どちらか一方だけを受講していただいても役立つ内容になっています。
ただ、両方を受講していただく事でより理解が深まると思います。

日本では、東京オリンピック、大阪万博と世界に向けた祭典が続きます。
それだけに、世界の流れであるキャッシュレス化は、日本も避けて通れません。
民間だけなく、政府主導で進められていくプロジェクトです。
キャッシュレス化は、いやが応にも進みます。

どちらにしても進められるプロジェクトであれば、毛嫌いしても仕方ありません。
より積極的にキャッシュレス化を受け入れ、その恩恵を受けられるように準備をするべきです。
ぜひ、キャッシュレス時代の歩き方を学び、あなたにとってメリットの大きいキャッシュレス時代を目指しましょう。

★ITなるほど講座のお知らせ★

テーマ：キャッシュレス時代の歩き方-理論編-
日時：1月18日（金）　19:00〜21:00
場所：大阪産業創造館
価格：3,500円（ライブ配信・3,000円）

テーマ：キャッシュレス時代の歩き方-実践編-
日時：1月20日（日）　14:00〜16:00
場所：大阪産業創造館
価格：3,500円（ライブ配信・3,000円）

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