日本時間の9月10日の未明、Appleは新商品を多数発表しました。
新しいiPhoneについては、その直後にお伝えしたので、今日はiPad Proについてお伝えしようと思います。
iPad Proとは、以前より噂されていた大型画面のiPadです。

12.9インチなので、中型のノートパソコンと同じぐらいの大きさです。
iPadが出て、それを小型化したiPad miniが出ました。
今度は、大型化したiPad Proが発表された訳です。

このiPad Proの特徴は、なんと言っても専用のタッチペンです。
ApplePencilと言われるタッチペンは、かなりの優れものらしいです。
これまでiPadでタッチペンを試した方もいらっしゃると思います。
恐らく試された多くの方が、あまりシックリと感じなかったと思います。

なぜシックリと感じなかったのでしょう？

それはiPadが、もともと指で操作するために設計されているからです。
人間の指は、ペン先より太く、ペン先より動きが大雑把です。
また、ペン先は素早く動きますが、指先はペン先ほど機敏ではありません。
つまり人間の手は、ペン先より、太く不器用で、のろまなのです。

これまでのiPadは、その太く不器用で、のろまな指先の動きを、読み取れば良かったのです。
だから、ペンのように細く、機敏に動くものを正確に読み取れないのです。
ペンの動きを正確に読み取るためには、読み取り精度を高くする必要があります。
読み取り精度を高くするためには、多くの電力を消費する高性能タッチスクリーンが必要なのです。

これまでのiPadでは、高性能タッチスクリーンを搭載するのは無理でした。
なぜなら、バッテリーがすぐに消費してしまうからです。
でも、iPadProなら大型化したお陰で、バッテリーも大型化することが出来ます。
大型化されたバッテリーさえあれば、消費電力の多い高性能タッチスクリーンも怖くありません。

だから、ApplePencilは、iPad Pro専用のなのです。
今後のモデルチェンジで、他機種でも使えるようになるかも知れませんが、今のところはiPad Pro専用です。

他にもiPad Proは専用のキーボードを接続することが出来ます。
充電も、配線も必要の無いキーボードです。
これに関しては、以前から同じような商品がたくさんありますので、それほど画期的ではありません。
ただ、キーボードは打鍵感が非常に重要です。
薄型のキーボードは、この打鍵感を犠牲にすることが多いようです。
しかし、iPad Proのキーボードは通常のキーボードのような打鍵感を持っていると言う事です。

この辺りは実機を触ってみないと解りませんが、非常に期待できるもののようです。

タッチペンもキーボードも、純正以外にサードパーティー製の商品もたくさん出そうな気配です。
それらを組み合わせることで、非常に便利なツールになると思います。

大型iPadに、期待していなかった多くの人が、発表された内容を見て一瞬で心変わりしたそうです。
すぐにでも欲しいと言う声がネットを駆け巡りました。
確かに、これはただの大型化ではありません。
大型化のメリットを最大に活かした新モデルです。

ノートパソコンにするか？
大型タブレットにするか？
購入時に選択を迫られる時代になって来たように思います。

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