儲かる働きバチと、儲からない働きバチ

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インターネットの世界は、少し見方を変えると恐ろしい世界なのかもしれません。
何故なら、多くの人は気づかぬ間に、働きバチにされているからです。
でも、働きバチの中には賢く働きバチになって、お金を儲けている人もいます。

例えば、YouTuberと言われる人たちは、賢く儲けている働きバチです。
反対に、フェイスブックやアメブロなどは、儲からない働きバチをたくさん産み出しています。

YouTubeも、フェイスブックも、アメブロも、無料で利用できますね。
何故、無料で利用できるのか?
その答えは簡単です。

無料サービスのコンテンツには、ほぼ宣伝広告が貼り付きます。
この広告は、広告主に売り上げや宣伝効果が発生したら、サービスの提供会社にはお金が入ります。
サービス提供会社とは、ここで言えば、YouTubeや、フェイスブックや、アメブロの事です。

この仕組みは、これまでの看板やテレビCMなどと大きく異なります。

看板やテレビCMは、設置されたり、放送された時点で、掲載料が発生します。
しかし、インターネットの広告は違います。
「広告がクリックされたら」
「広告を見て商品が売れたら」
こう言った条件を設定されていて、その条件が満たされたら、広告主は掲載料を支払います。
つまり、広告が表示されただけでは、広告掲載料は発生しません。

広告が表示されて、クリックされたり、商品が売れたりして、初めて料金が発生します。
広告を見た人が、何らかのアクションを起こしてくれなければ話になりません。
フェイスブックやアメブロの運営側は、見た人が何らかのアクションを起こすように仕向ける必要があります。

その為に、最も目立つ場所、最もクリックしたくなる場所に、広告を掲載しています。
自分を宣伝しようと、アメブロなどに一生懸命に記事を投稿している人も多いと思います。
しかし、最も目立つ場所や、最もクリックしたくなる場所には、あなたに関係のない広告が表示されているのです。
あなたの記事を見た半数以上の人が、あなたに関係のない広告に釣られてクリックしてしまいます。
この状態は、自分を宣伝しようと、せっせと記事を書いて、他人を宣伝している事に他なりません。

こんなバカな話はないと思うかもしれません。
でも、無料で利用させてもらっているので文句も言えません。
これが儲からない働きバチと言う事です。

ただ、YouTubeは少し仕組みが異なります。
ユーザーが動画をアップします。
アップした動画のページに、ユーザーと関係のない広告が表示されます。
広告を見た人が、何らかのアクションを起こして条件を満たす。
すると広告主から、YouTubeの運営側に掲載料が支払われる。
ここまでは先ほどの話と同じです。

その後、YouTubeが受け取った掲載料の一部を、動画をアップしたユーザーに支払います。
つまり、広告掲載料をYouTubeと動画をアップしたユーザーで分配しているのです。

フェイスブックやアメブロなどは、ユーザーに記事を書かせて、広告掲載料は自分たちが持って行く。
これに対して、YouTubeは、ユーザーに動画をアップしてもらって、広告掲載料はユーザーと分配する。
こう言った仕組みの違いがあります。
さらに、アメブロなどの無料ブログは、広告を外してもらうのに月額いくらかの有料プランに申し込む必要があります。

こう考えると、儲かる働きバチと、儲からない働きバチに二極化しているのがよく分かります。
この仕組みを知った上で、自分の楽しみのためにやっているだけだから、関係ないと言う人もいると思います。
そう言った人は、それでも構わないと思います。

反対に「え?自分は儲からない働きバチにされたいたの?」。
そう思った方は、一度、自分の利用しているサービスの仕組みを調べ直してみる必要があると思います。

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