毎月のスマホ料金について悩んでいる人も多いと思います。
格安スマホに買い替えて、スマホ料金を節約するという方法もあります。
しかし、僕は基本的に格安スマホをお勧めしていません。
基本的にと言うのは、条件さえ整えば、格安スマホをお進める事もあるからです。

その条件と言うのがIT環境の事です。

結論から言ってしまえば、自分に最適なIT環境を理解しているのであれば、格安スマホはお勧めです。
何と言っても、価格が格段に安いので、かなりの節約になります。
しかし、自分に最適なIT環境が理解できていない人は、思わぬ落とし穴にハマります。

つまり、自分に最適なIT環境を理解していないと、スマホ料金にまで影響してしまうのです。
そこで、簡単に格安スマホを利用するにあたって確認するIT環境とは何かをお話していきましょう。
もし、ここでお話しする内容が、チンプンカンプンな人は、IT環境に関する知識を身につける必要があります。

まず最初に確認すべき事は、あなたが毎月、スマホでどの程度の通話とデータ通信をしているかを確認します。
例としてUQモバイルで確認すると、毎回の通話が5分以下で、データ通信が毎月3GB以下ならぐっと安くなります。
データ通信の容量が多くて、どうしても3GB以下に収まらない場合は、Wi-Fiの環境を見直しましょう。

その為には、自宅やよく訪れる場所で、Wi-Fiが利用できるかを知っておく必要があります。
少し補足説明をしますが、たまに格安スマホとポケットWi-Fiの2台持ちをしている人がいます。
ご本人は格安になっているつもりかも知れませんが、ポケットWi-Fiには通信量の制限があります。
基本的には直近3日で10GBを超える通信はできなくなっています。
それを理解せずに利用すると、返って不便になってしまいます。
ここでお話しするWi-Fiも、ポケットWi-Fiを除いた、通常の固定回線を介したWi-Fiについてです。

もし、Wi-Fiがあるのであれば、速度も把握しておく必要があります。
データ通信の容量が3GB以上ある人の多くが動画や音楽を楽しんでいらっしゃると思います。
動画や音楽を楽しむ為にはある程度の速度のWi-Fiが必要になります。

Wi-Fiの利用できる場所では、極力Wi-Fiを利用する事で通信容量は格段に節約できます。
スタバ、ローソン、デニーズ、ガスト、マクドナルドなどあらゆる場所に公衆Wi-Fiがあります。
ぜひ、それらを駆使しましょう。
ただし、公衆Wi-Fiはセキュリティに不安がありますので、動画や音楽を楽しむだけにして下さい。

Wi-Fiの確認ができたら、次に、あなたの各種アカウントを確認しましょう。
Androidスマホを利用している方は、グーグルアカウント。
iPhoneを利用している方は、アップルID。
基本的にこのどちらかが基本的なアカウントになります。
スマホの電話帳やカレンダー、メモなどは、全てこのアカウントと紐づいています。

スマホを買い替えた場合は、前に利用していたアカウントを引き継ぐ事で、電話帳やメモなどが引き継がれます。
AndroidからiPhoneに買い替えたり、その逆の買い替えをした場合は、基本的にアカウントの引き継ぎはできません。
従って、電話帳やメモ帳も引き継がれなくなります。
格安スマホに買い替える場合も、AndroidスマホはAndroidスマホへ、iPhoneはiPhoneへ買い替えるのが無難です。

他にもLINEやFacebook、Twitterなど全てアカウントを移動させる必要があります。
特にLINEは「ベッキー事件」後にアカウントの引き継ぎが難しくなってきました。
ネットなどで引き継ぎの方法をよく調べて、引き継ぎをしてください。

最後にアップデートについてです。
一般的なAndroidスマホは、発売から2年間程度のアップデートはしてくれますが、それ以降は放置です。
セキュリティーホールが発見されても放ったらかしです。
つまり、発売から2年毎に買い替えなければ安全に使えません。
iPhoneは現在のところ6年前の機種も、アップデート対象になっています。
6年間はセキュリティーホールなどについても、アップデートされることになります。
長く使おうと思えば、買い替えは、発売から6年後と言う事になります。

Androidスマホの本体代金は、iPhoneに比べて比較的低価格です。
しかし、安全に使う為には、2年毎に買い替える必要が出てきます。
その辺りのコストの計算も必要になります。

格安スマホに買い替えるにあたって、最低限の確認事項はこんな感じです。
大手の携帯会社を利用している方は、買い替え時に、おおよそ基本的なアカウントの引き継ぎまでは、面倒を見てくれます。
しかし、格安スマホの場合は、全ての引き継ぎを自分で行う必要があります。

また、データ通信に関しても、大手の携帯会社であれば大容量の通信が気軽にできるようになっています。
直近3日と言った制限も、何年も前に撤廃されています。

格安スマホは、自分でIT環境が整えられるのであれば、かなりの節約ができます。
反対に、大手の携帯会社であれば、何も気にしなくても快適な環境が手に入ります。
ちなみに僕は、自分に必要なIT環境を考えた上に、大手の利便性を重要視して、大手の携帯会社を利用しています。

価格に踊らされるのではなく、自分に必要なものを選択するのが最も重要です。
その上で、価格か利便性のどちらかを選択するのです。
自分に必要かどうかを考えず、価格に飛びついてしまうのを「貧乏人の銭失い」と言いますね。

しっかりとした判断をする為にも、IT環境についての知識は必要不可欠と言えるのです。
今後、携帯の販売方式が大幅に変わる事が決定しました。
総務省によると通話料と携帯電話の本体の販売が分離されるらしいです。

これまで以上に、購入時の判断力が問われる仕組みになるようです。
本体価格の安さに釣られて、購入するとしっぺ返しを食らう可能性が大きくなります。
是非、基礎知識を高めてください。

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道具を便利に利用するためには、使用する環境が重要になります。
自動車はとても便利ですが、自動車が便利な理由は道路が整備されているからです。
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日時：3月17日（日）　14:00〜16:00
場所：大阪産業創造館
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