最近、何人かのお母さんからこんなことを聞かれました。
「パソコンが使えると就職活動に有利でしょうか？」

うーん。
はっきりって返答に困ります。
何をのんきなことを？
だって有利とか不利の問題ではありません。
使えて当然の時代です。

あちこちのニュースで企業が学生のパソコン離れを問題視していると報道されています。
それを見れば企業が、学生にパソコンが使えることを望んでいることは一目瞭然です。
本当の問題はこのお母さん方の、のんきさではないか？
そう思ってしまいます。

若者のパソコン離れは、先進国では日本が一番深刻です。
なぜなら、今や日本以外の先進国の中流以上の家庭では、大人であれば自分のパソコンを持っていて当たり前です。

親の使い古したパソコンを玩具代わりに育つ子供も珍しいことではありません。
しかし、日本では未だに一家に一台の家庭が多いのが現状です。
パソコンが無い家庭もあるかもしれません。

パソコンの無い家庭のお母さんは必ずこう言います。
「とくに必要がないから」
必要がないのではなく、自分が必要性に気づいていないだけなのです。

世界のビジネスはパソコンで動いています。
ビジネスの世界で、スマホやタブレットはパソコンの延長線上にある補助装置です。
未来は分かりませんが、現時点では、パソコンが主であって、スマホやタブレットが従です。

ところが日本の日常はまるで違います。
スマホが主で、パソコンが従になっています。

確かにスマホゲームは、スマホでしかできません。
Lineもスマホで使うことが前提で作られています。
日本の日常はスマホが主で動いています。
一見するとパソコンがなくてもなんの不自由も感じません。

だからこそ手遅れになりかねないのです。

パソコンには、スマホの何倍もの性能があり、何倍ものことができます。
パソコンでした仕事を、移動中などにスマホで補完する。
これがビジネスの世界での一般的なスタイルです。
しかし、日本の若者や主婦の間ではスマホで十分だと勘違いされています。

スマホを主にすると、スマホの性能の限界が、その人の限界になってしまいます。
パソコンが使える人と、スマホしか使えない人とでは、能力限界点に数倍の開きが発生するのです。
そうなれば会社も新規採用するときに間違いなく、パソコンを使える人を取るはずです。

また、最近ではスマホやタブレットで済ませようとする自営業者さんも増えてきました。
パソコンは使えないが、スマホやタブレットならなんとか使える。
だから、スマホやタブレットでなんとか誤魔化そうと言う発想なのでしょう。
しかし、スマホやタブレットでは、パソコンに太刀打ちすることは絶対にできません。
当然ながら、パソコンを主に仕事をしている同業他社に負けてしまいます。

パソコンの必要性がなんとなく分かっていただけたでしょうか？
では就職活動やビジネスを有利にするためには、パソコンで何ができるようになったら良いのでしょうか？

最初に習得しておきたいのがタイピングです。
学生さんであれば空いた時間に練習すれば、2週間で習得できます。
タイピングは早く打つことが目的ではありません。
手でキーボードを打っている間に、目に別の仕事をさせるためです。

書類の内容をパソコンで打ち直すのをイメージしてみてください。
書類を見て、手元に視線を移して、キーボードを見ながら文章を打つ人いたとします。
その人とは別に、書類から視線を動かさず、手元も画面も見ずにキーボードを打っている人がいたとします。
この両者を比較してみてください。
後者の方が、仕事がスムーズに進むのが、容易に想像できますね。

キーボードに目を奪われるのは、仕事効率が著しく低下するのです。
速い遅いに関係なく、タイピングをマスターするのは必須なのです。

私自身はこのゲームでタイピングを覚えました。
大学時代に2週間ほどでマスターしました。

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次に就職やビジネスの基本として、MOSの資格試験をオススメします。
これはマイクロソフトが主催している資格試験ですが、多くの企業が採用の評価対象にしています。
Microsoft Office Specialistの頭文字で、文字通りMicrosoftOfficeの熟練度が試される資格です。
MicrosoftOfficeにはワード、エクセル、パワーポイント、アクセスが含まれています。
ワード、エクセル、パワーポイント、アクセスの試験はそれぞれ独立していて、好きなものを選択して受験できます。

事務的な仕事にはワード、エクセルが必要になります。
プレゼンテーションやマーケティング資料には、パワーポイントが必要になります。
データ管理やデータベース作成には、アクセスが必要になります。

私はワードとエクセルだけは取得しています。
パワーポイントとアクセスは、勉強しましたが受験には行っていません。
このシリーズの教材を購入して勉強しました。

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就職したい方面に向けて必要なものを選んで資格を取得しておくと、就職活動は有利にになると思います。

MOSの勉強は、スキルだけの問題ではありません。
パソコンでできる基礎的なことを知ることができます。
パソコンが必要ないと思っている人が、よく口にするこんな言葉があります。
「パソコンって結局、何ができるのか分からないから必要ない」
こういった方も、MOSの勉強をすることで、パソコンで何ができるか理解できます。

企業はスマホではなく、パソコンを使える人を望んでいます。
しかし、日本の学生さんの多くが、スマホさえあれば、パソコンは必要ないと思っています。
周りの人がスマホの段階で立ち止まっているわけです。
だから、たった一歩だけ前に出れば、企業に喜んでもらえる人材になれる訳です。
もし、ご自身やお子様の就職活動に決め手が欲しいと思っている方は、タイピングとMOSの習得に挑戦してみてはいかがでしょう？

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