曼荼羅の世界

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?日本で最も親しまれている仏教の宗派は、真言宗ではないでしょうか?
法然、親鸞や道元、栄西などの僧の名前を知らない人でも、空海はご存知でしょう。
ちなみに浄土宗の開祖は法然で、その弟子の親鸞が浄土真宗を広めました。
禅宗の曹洞宗と臨済宗の宗祖が道元と栄西です。

真言密教の空海は学校でも習いますね。
当然、天台密教の最澄も習います。
鎌倉新仏教の法然、親鸞、道元や栄西も習います。
しかし、なぜか最も有名なのは空海なのです。

その理由を考えたとき、思い浮かぶのがビジュアルです。
空海は、密教の世界をわかりやすく表現するために、曼荼羅を巧みに利用しました。
東寺には、その曼荼羅を立体化した立体曼荼羅もあります。
空海が手に持っているバジュラ(金剛杵)も視覚的な印象が大きいですね。

大学中退の無名の僧が、最も有名な僧になるために、ビジュアル的な印象が大きく貢献した訳です。
事実、空海は目で見て密教が理解できるものを、留学先の唐からたくさん持ち帰りました。
同時期に留学した最澄は、それほどビジュアル的な品を持ち帰ってはいないようです。

人間はとにかくビジュアルに弱いのです。

さて、ここからITの話になります。
一世を風靡したフェイスブックも最近はインスタに押され気味です。
その理由は、インスタがフェイスブックよりビジュアル優先のサービスだからです。
スマホで撮影して、フィルタを使って色合いを変更できます。
そして、そのままアップできます。

しかし、インスタが完成形ではありません。
スマホの普及に合わせて、誰もが簡単にビジュアルの発信ができるようになりました。
これから、もっともっとビジュアル発信は進化していきます。
せっかくスマホがあるので、ぜひ写真や動画など積極的に利用してみて下さい。
新しい発見があると思います。

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