全ての価値観が崩壊して行く

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2017年は、全ての価値観が崩壊して、新しい価値観が生まれる年でした。

高度情報化時代と言われ始めた1990年代から、少しずつ様々な価値観が変化してきました。
パソコンが一台あれば、会社の仕事も効率化できるようになりました。

年賀状の印刷にも大きな変化が訪れました。
それまで、年賀状は、印刷屋さんに年賀状の印刷を注文したり、プリントゴッコを使うのが一般的でした。
それが、90年代の間に、写真入り年賀状も、自宅で作成できるようになりました。
さらに現在は、メールやラインで済ませる人が増えて、年賀状も少しずつ減ってきました。

この年賀状のように、21世紀に入っても、少しずつ、価値観が変化して、緩やかに生活が変化してきました。
しかし、2017年は明らかに、これまでとは異なっていました。
たった1年の変化とは思えないほどの変化がありました。

今年の5月に「亀田興毅に勝ったら1,000万円」と言う番組がインターネットで配信されました。
その際の視聴者は1,400万人を超えました。

これまでインターネット動画は、テレビには敵わないと言う意見が大半でした。
しかし、1,400万人と言えばテレビで言う視聴率10%と同等、またはそれ以上と考えられます。
これによって、多くの人が認識を改めた事でしょう。
「インターネット動画に、テレビと同等かそれ以上のポテンシャルがある」
これ以降、何かが変わった気がしました。

この動画を皮切りに、今年は動画威力をまざまざと見せつけられた年でした。

某女優さんが動画配信で離婚騒ぎを起こしました。
テレビ局が、女優さんを追っかけるのではなく、配信されている動画をテレビで放映すると言うおかしな騒ぎでした。
テレビ局が、ネット配信されている動画を紹介すると言う状態は、動画配信が主で、テレビ局が従であるように見えます。

元スマップのメンバーの番組は、インターネット動画の視聴人数の記録を塗り替えました。
7,200万人以上が視聴しました。

また10月には、世界初の巨大ロボットの対戦動画もユーチューブで配信されました。
このニュースも非常に話題を呼びました。
この動画の配信後、全世界20体の巨大ロボットから、次の対戦には参加したいと表明があったそうです。

テレビ局や新聞社でなくても、全世界に影響を与える事が可能な時代になりました。
誰もが、動画を利用して、視覚的な情報を創り出すことができるようになりました。
それは、インターネットを通じて、遠くまで届きます。
そして、SNSなどを通して、速く拡散されます。
最後に、メッセージアプリなどで、波のように共感を生み出します。
そうする事によって、人々の価値観に変化をもたらします。

情報の発信から価値観の変化までの速度が、これまでとは比べ物にならない速さです。
2018年以降は、この速度が標準になるんだと思います。
昨日、正しいと思われていた事が、今日は、当てはまらないと言う事が当たり前に起こるようになるでしょう。

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