プリンタのインク代を節約するために

091f375bc08b82ce333962cd86e3894c.jpg

私が最初に「自宅にもプリンタが欲しいな」と思ったのが20年ほど前でした。
その時、最も人気のあったエプソンのプリンタのメーカー標準価格が59,800円でした。
そもそもメーカー標準価格という考え方が懐かしいですね。

さて、最近のエプソンのスタンダードモデルが、オープンプラスで14,480円になっていました。
オープンプラスとは、市場の流れで価格が決まる方式です。
この14,480円と言うのは20年前と比べて、ただ安くなったと言う訳ではありません。
当然ながら20年前より高性能な上に、スキャナーと一体になっているモデルです。

ちなみに20年前は、スキャナーも5万円程度の金額でした。
つまり、20年前であれば10万円以上する代物が、現在では14,480円で購入できるのです。
これは技術革新による低価格化の恩恵は言うまでもありませんが、価格が下がったのにはもう一つ理由があります。

それはプリンタメーカーのビジネスモデルの変化があります。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、プリンタメーカーはプリンタを売っても余り儲かりません。
プリンタを安く売って、インクで儲けると言う仕組みで利益を上げています。
その結果、プリンタが14,480円で、インクセットが約6,000円と言ういびつな価格設定になっています。
インクをセットで2回交換したら、ほぼ本体と同額になります。

このいびつな価格設定を背景に、互換インクと言うインクがプリンタメーカー以外の商品として出回っています。
これに対してプリンタメーカーの販売しているインクを純正インクと言います。
互換インクは純正インクの10分の1程度の価格で購入できます。

この二つのインクを比較してみましょう。

純正インクのメリットは、メーカー推奨の色合いで綺麗に写真印刷ができます。
純正の光沢紙を利用することで、50年ほど色褪せない印刷ができます。
デメリットは、とにかくコストがかかる事です。

反対に互換インクのメリットは、安い事です。
5セットほどまとめ買いしても、純正インクの1セットより安く済みます。
デメリットは、色合いや色あせ防止の品質が、純正インクより劣る事です。
また、最近のプリンタは互換インクを使うと「純正インクを使いましょう」と表示される機種があります。

ここで誤解されがちなのが、互換インクが違法であると言う勘違いです。
以前に互換インクメーカーが訴えられた事があります。
それをご存知の方もいらっしゃると思います。

しかし、その裁判は意味が異なります。
互換インクが違法ではなく、特許で抑えられたインクカートリッジの技術を盗んだと言うのが問題です。
決して互換インクが違法ではありません。

高品質な写真印刷を目的としている場合は、純正インクがオススメです。
反対に、書類印刷がメインであれば、互換インクがオススメです。
だからと言って、互換インクが写真印刷が美しくないと言う訳でもありません。
普通に綺麗と言われる程度の仕上がりであれば、互換インクでも十分です。

互換インクをオススメするとこんな事を言われる事があります。
「互換インクはインク漏れを起こす」と言う意見です。
それも余り信憑性のない話です。
純正インクでも、互換インクでも、インク漏れの事故は起こります。
確かに、10年以上前の互換インクは、品質も悪く、インク漏れも多くあった様に思います。
でも、現在の互換インクはもっと高品質です。

しかし、昔ながら品質の悪い互換インクを未だに販売しているインクメーカーも多々あります。
Amazonなどでレビューを見ると、非常に高評価の商品があります。
こう言った互換インクを探してみてください。
また最近のプリンタのインクはカートリッジにICチップを内蔵しています。
互換インクをお求めの場合にもICチップ内蔵のものを選択してください。

ちなみに私は、ここ10年ほど互換インクを使い続けています。
その間、一度もインク漏れなどありませんでした。
写真印刷の品質に不満を感じた事はありません。
色褪せなどの品質保証が得られないのは確かです。
でも、50年も品質保証してもらわなくても、色褪せてしまったらまた印刷すれば良いだけなので問題にはなりません。

プリンタのインクのコストにお困りの方。
これまで互換インクに抵抗があった方。
一度、互換インクを試されてみては如何でしょう?

互換インクを使用するのがどうしても心配な方は、メーカー保証期間の1年間は純正インクをお使いください。
また、少し割高になりますが、1年間の保証付き互換インクもあります。
割高と言っても純正インクの半額以下なのでかなりのコストダウンはできます。
保証付き互換インクに興味のある方はこちらをお試しください。

www.inknavi.com

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です