アイコンを制する者はスマホを制す
スマホの普及と同時に人知れずアイコンの重要性が高くなってきています。
アイコンって何?
そう言われる方もいらっしゃるかも知れませんんで、簡単に説明しますね。
アイコンとは、操作や案内を簡略化するために作られたマークのことです。
「メモ書き」と言う名前で保存されたデータの中を見たいと思ったとします。
そういう時は「メモ書き」と書いてあるマークをダブルクリックすれば見られます。
みなさんがいつも当たり前のようにダブルクリックしているマークがアイコンです。
アイコンが使われる以前はキーボードから命令文を打ち込んで操作をしていました。
アイコンが使われるようになってからはダブルクリックをするだけでデータを開く操作ができるようになりました。
アイコンのおかげで、どれだけ操作が簡略化できたのかなんとなくお分りいただけたでしょうか?
アイコンはパソコンの中だけとは限りません。
例えば男性トイレと女性トイレのマークなどもアイコンです。
アイコンは、言葉や説明がなくても直感的に理解できるようにするために開発されました。
男性トイレと女性トイレは、文字が書いてなくても直感的に見分けがつきますね。
ここ近年、それとは別の理由でアイコンの重要性が増しています。
それはスマホの普及と関係しています。
スマホの画面は非常に小さいため、文字で説明を表示するのはスペースの無駄になります。
そのため、説明の必要がないアイコンが多用されます。
小さい画面を有効に活用するためにアイコンが非常に便利なわけです。
ユーザーとしては、文字ではなく、アイコンの意味を理解して使うことが非常に重要になってきています。
そうは言ってもアイコンには特に決められたルールはありません。
覚えようにも何を覚えて良いかも、まるで決まっていません。
多くの人が一般的なアイコンとして認めたものがスタンダード化していきます。
先ほどの男性トイレと女性トイレのマークは、完全にスタンダード化していますね。
今日はスマホを使う上で、便利なアイコンで、スタンダード化されてきた重要なアイコンを1つ覚えましょう。
それは共有のアイコンです。
共有アイコンはiPhoneでよく使われるものと、Android携帯でよく使われるものの2つがあります。
この2つの共有アイコンを覚えておくだけでスマホがぐっと便利に使えます。
まずiPhoneの共有アイコンは長方形に上向きの矢印が付いているマークです。
Android携帯の共有アイコンは、3つの点が三角形のように並んでいて、その中で2つの点だけが線で結ばれています。
どちらもアイコンも様々な共有に利用できます。
こちらにもアイコンのサンプルを用意したので参考にしてくださいね。
撮影した写真を見ていて友達に送って共有したい時は、画面の隅に表示されている共有アイコンを探しましょう。
共有アイコンを見つけたら、アイコンが表示されているボタンを押してみましょう。
表示された共有項目の中にメールがあります。
そのメールを選んで送信します。
他にもメモに書いた文章を、クラウドノートのような別のアプリで開きたい時も、共有ボタンを押します。
ネットサーフィンをしていて、URLをメモアプリに送りたい時も共有ボタンで送れます。
スマホ印刷に対応したプリンタを持ってたら共有ボタンから、プリントを選べば簡単に印刷できます。
共有ボタンを使うことで、スマホは驚くほど多機能ぶりを発揮します。
まず、共有アイコンの形を覚えましょう。
次に、様々なアプリで画面の隅に表示されている共有ボタンを探してみましょう。
共有ボタンを見つけたら、試しに押してみましょう。
「へぇ、このアプリでこんなことができるんだ」
「これがしたい時は共有を押せばいいんだ」
そんな発見があります。
ぜひ、共有ボタンを試してみてください。