出来ているつもりが一番怖い

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最近、僕の身の回りでいくつかのプロジェクトが動いています。
プロジェクトの中には、いろいろな経営者の方が混ざっています。
その一人に、お店の内装などを手掛けるデザイン会社の経営者がいらっしゃいます。

内装のデザイン会社といえば、昔はドラフターと言われる製図台が置いてありました。
そのドラフターを利用して、図面を描いていました。
僕が大学生だった頃も、そうでした。

しかし今では、パソコンの3DCADで描く時代になりました。
3DCADとは、コンピュータを利用して三次元で、図面を描く手法です。
当然ながら、デザイン会社から、ドラフターは姿を消し、パソコンが所狭しと並んでいます。
デザイナーは、そのパソコンを使いこなして仕事をこなしていきます。

かなりIT化が進んで業界と言えます。
ところが!!
そのデザイン会社の経営者の方は、そのプロジェクトのミーティングでいつも驚きの声をあげています。

「え?こんな事ができるんですか?」
「すごい!知らなかった!!」
その経営者の方は、デザイン分野では完璧にITを使いこなしています。
しかし、通信を使いこなす部分では、少し出遅れているようです。

近年のミーティングでは、速記者がパソコンに打ち込んでいる内容を、全員の端末で見る事ができます。
ほぼリアルタイムに、速記者の打ち込んだデータがメンバー各自の端末の画面に反映されます。
スケジュールが決まれば、やはり速記者が、カレンダーに予定を打ち込みます。
これも、全員のパソコンとスマホのカレンダーに表示されます。
速記者ではなく、速打者が正しいのかもしれませんね。

それを見ながらミーティングが進みます。
ミーティングに参加する人は、タブレットでも、スマホでも、パソコンでも、どんな端末でも情報を見る事ができます。
会議室などなくても、カフェでも、誰かの家でも、カラオケボックスでも、質の高いミーティングができます。

その経営者の方が、先日、こう言っていました。
「うちはIT化が出来ていると思っていたけど、出来ていない状態でした」
そしてこうも言っていました。
「竹田さん、あなたを必要としている人は、出来ていると思っているけど、実は出来ていない人の中にいますよ」

確かにその通りです。
しかし、出来ていると思っている人は、自分が出来てない事を目の当たりにしないと、出来てない事をに気づきません。
それが非常にジレンマなのです。
何故なら、人は便利さに気づかなければ、自分が不便だとも思わないからです。

江戸時代の人は、新幹線を知りません。
大阪から江戸まで、座っていれば2時間半で行けるとは夢にも思いません。
だから、東海道を歩いて移動することに不便さを感じることもありません。
しかし、新幹線を知っている我々は絶対に歩こうとは思いませんね。

「そんな100年以上前の話と比べないでよ」
あなたは、そう思うかもしれません。
でも、そうではないのです。
たった1年で世の中は驚くべき速度で動いているのです。

そして、それは新幹線のように見た目では分からないのです。
あなたは、カフェなどで集団でパソコンを開いて、何やら作業をしている人を見た事がありますか?
その集団は、ホワイトボードやカレンダーをリアルタイムに共有しながら、質の高いミーティングをしているかも知れません。
反対に、黙々とゲームやっているだけかも知れません。
どちらにしても、見た目にはパソコンを開いている集団としか見えません。
ITの進化は、その中に入らないと実感できないのです。

「変な集団がパソコンで何かしていてるなぁ」
「どうせゲームでもしているんだろうなぁ」
こう思っていてはダメなのです。

iPhoneの講座を「徹底初期設定講座」から「マスターコース入門篇」に変更したのにも、同じ理由です。
もう、「初期設定ができてよかった」という時代ではありません。
資産運用も、セキュリティーも、遊びも、仕事も、全てにおいての体験と知識が必要なのです。
しかし、そんな体験と知識を提供する場などないのです。
だからこそ「マスターコース入門篇」を開講したのです。

世の中は完全な二極化が起こっています。

「自分には知らない事がある」
「自分は出来ていない」
そう思って向上し続けている人。

「自分には必要ない」
「自分は出来ている方だ」
そう思って安心している人。

この両者の差は歴然です。
たった1年で100年以上の差が付くといっても過言ではありません。
分野によってはたった1年で、iPhoneによって、人類の2500年以上の価値観が覆してしまいました。
浦島太郎現象どころではありません。
僕は、この進化の速度に恐怖さえ感じます。

まだ、5年ほど前まではこんな恐怖は感じませんでした。
「お年寄りが進化について来れない」
「貧乏人は通信機器が買えない」
そう言った声が多くあり、進化のアクセルとブレーキが同時に作用していました。
その為、進化の速度はある程度、制御されていました。

しかし、今は違います。
ITの利用に年齢は関係ない事がわかってきました。
後進国の人々ですら、スマホを使うようになりました。
もう、ブレーキのタガは外れています。
進化の速度は、これまでの100倍になるでしょう。

現在、iPhoneマスターコース入門篇(大阪)の募集をしています。
東京での開催の準備も進めています。
「自分は出来ている」ではなく「自分は出来ていないかもしれない」と言うアンテナを伸ばしてください。
そう言った観点で、以下のレターを読んでみてください。
アンテナの伸ばし方を変えると、あなたの出来ていない部分が見えてきます。
読んでみて、不安要素がある方は、ぜひiPhoneマスターコース入門篇にご参加ください。

ilt.jp/takeda/iphone/?i=%%c1%%

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