インターネットの普及で個人のビジネスや生活がどう変化してくるのか？
これは非常に重要なポイントです。
なぜなら、インターネットの普及で最も変化するのが集団と個の関係だからです。
これまでは、集団に属することで、個は集団の影響を大きく受けながら人生を送ることになります。

しかし、これからは違います。
個人の個性が集団を引っ張ることになるのです。

ビジネスもサービスも個にフォーカスしたものがどんどん増えてきます。
前回お話した出版も同じです。
これまではより販売力のある出版社から出版すれば、書籍をたくさん売ることができました。
個人は、大手出版社にお願いをして、出版までこぎつける訳です。
しかし、最近は個人に対して大手出版社が、出版のお願いに来る時代になりました。

どんな個人にお願いするのか？

有名ブロガーだったり
メルマガ読者3万人だったり
ユーチューバーだったり

そう言った人にお願いに来るのです。
インターネットが普及する以前であればありえない事です。
以前であれば、出版社にお願いされて書籍を出版していたのは、芸能人や著名人だけでした。
それが、個性があり、力のある個人にフォーカスされるようになったのです。
このように社会のベクトルが個人に向かい始めました。

これは日常生活にどんな影響を与えるのでしょう？

もっとも大きな影響は、個人の消費者に向けたサービスです。
これまでは、どのお店でも、お客様という集団を相手にサービスが展開されてきました。
しかし、これからは細かく分けた個人に向けてサービスが展開されます。

例えば・・・
1ヶ月に3回来店してくれるお客様。
1ヶ月に5回来店してくれるお客様。
半年で10万円以上買い物してくれたお客様。

こういった個別に分けた中でサービスに差がつきます。
実のところこれはもうすでに始まっています。

私もそうですが、楽天で買い物した場合、ポイント還元が最低でも5％確保されています。
通常はポイント還元が1％です。
通常であれば、1万円の買い物をして100ポイントが加算されます。
私の場合は、最低でも500ポイントが保障されている訳です。
ちなみに1ポイントが1円の買い物に利用できます。

このように同じお客様でも、全く扱いが異なります。
気づいたら、他人よりずっと得をしている人。
反対に、ずっと損をしている人。
そういった差が知らない間に広がる時代なのです。

ビジネスも日常生活も、周りと同じようにしてれば損はない。
そんな時代はもう終わります。
どちらかと言えば、周りと同じことをしてたつもりなのに、気づいたら大損していた。
そんな時代になっているのです。

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