みんなが知らないインターネットの秘密2

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これまで様々なビジネスが、既得権益者の掌の上で展開されてきました。
自由経済と言っても、事実上、国や既得権益者の管理下に置かれていました。

例えば書籍を出版したいと思っても自由には出版できませんでした。
書籍を出版するためには出版者番号が必要になります。
自分で印刷屋に持ち込んで製本しても、それは書籍ではなく冊子や同人誌です。

冊子や同人誌と書籍は何が違うの?
もっとも大きな違いは書店で扱ってくれるかどうかです。
冊子や同人誌は、一部例外はあるものの基本的には書店では扱ってくれません。
これに対して、書籍は書店で扱ってくれる可能性があります。

可能性?
この言葉にハテナマークが思い浮かんだ人もいるかもしれませんね。

書籍として製本されても、必ず書店に並べられる訳ではありません。
書店に並べるには書店流通させなければなりません。
実際のところ出版者番号と書籍JANと言われるバーコード番号は個人でも取得できます。
費用もそんなにかかりません。
ところが、個人で出版すると書店流通が難しくなります。

書店流通させるためには、書店取り継ぎ業者に依頼する必要があります。
取り継ぎ業者を使わなければ書店に本を並べることはできないのです。
この取り継ぎ業者を利用するためには、個人ではなく、出版社で出版する必要があるのです。
原則的に取り継ぎ業者は、出版社が出版した書籍しか扱ってくれないのです。

出版業界は、書店、出版社、取り継ぎ業者の間で見えない壁を形成しています。
その壁で、新規参入を拒み、既得権益構造を守ってきたのです。

例として出版業界のことをお話しましたが、多くの業界が既得権益による利益構造が確立されています。
この利益構造を壊しつつあるのがインターネットです。

アマゾンの出現で、出版業界は大きく変わりました。
アマゾンであれば、書店取り継ぎ業者に依頼しなくても書籍を販売してくれます。
個人でも出版者番号と書籍JANを取得すればアマゾンは扱ってくれます。
また電子書籍の出版であれば、アマゾンの電子書籍ツールを使えば自分で創れます。

今、出版業界は何十年も続いてきた既得権益構造が一気に崩れてしまっているのです。
これは出版の世界だけではありません。

これまで動画を配信できるのはテレビ局だけでした。
なぜなら動画を配信するには電波を使う必要があったからです。
その電波を使うためには国家の許認可が必要になります。
だから動画の配信は許認可を受けているテレビ局に限られていたのです。

ところがインターネットの登場によって、動画の配信を電波に頼る必要がなくなってきたのです。
今やテレビ局以外もYouTubeなどで有益な動画を配信しています。

これまでテレビ局しかできなかった動画配信が、たった数年で個人も企業も御構い無しの状態です。
ユーチューバーと言われるYouTubeを使った個人のタレントとして生計を立てる人も出てきました。
ご当地キャラで有名な船橋市非公認の「ふなっしー」も当初ツイッターやYouTubeの中だけの架空のキャラクターでした。
それが最も有名なご当地キャラになり、ビジネスとしても成功しています。
皮肉なことに船橋市の公認キャラクターより愛されています。

インターネットの普及で国や自治体の許認可や公認の価値もなくなってきたのです。
ここ数年で、ビジネスの根本的な構造が大きく変化しているのです。
企業も個人も、金持ちも、貧乏も関係なく、誰もが掴めるチャンスが転がっています。
インターネットビジネスに踏み出すのは今が最大のチャンスかもしれません。

次回は個人のビジネスや生活がどう変化していくのかをお話ししようと思います。

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