有益な情報は何処にあるのか?

インターネットの普及で、知りたい事が調べられるようになりました。
スマホの普及で、知りたいと思った時に、調べられるようになりました。
次に、必要になるのは有益な情報が、何処にあるのかと言う事です。

有益な情報に関して、近年、様々な問題が挙げられています。
Facebookに載せるために、ただ見栄えが良いだけの飲食店に人が集まったり
不確定な情報ばかりを集めた、キュレーションサイトが急増したり
実際には有益でない情報に色々と盛って、発信されてしまう訳です。

こう言った動きについて、マット・マレンウェッグ氏はこう言っています。
彼はWordPressの創始者として、インターネットの世界を変えた24人の一人とされています。

ウェブが美しいのは「僕たちにフォーカスが当たっているから」です。
TwitterやFacebookは僕たちを商品と見ています。
僕らは売られています。
友達との会話をデータ化して広告主に売ってしまう。
僕らは商材になっています。
このままでは、インターネットは閉鎖された世界になってしまいます。

これだけでは、意味が分からないと思いますので、少し補足説明しますね。
FacebookやTwitter、Instagramなどは、ユーザーの自己顕示欲を刺激する仕組みです。
自己顕示欲とは、自分の存在を他人にアピールしたいと言う欲です。

誰もが、初めは何気ない気持ちでFacebookやTwitterを始めます。
すると「いいね」や「Retweet」が集まって、嬉しくなります。
「いいね」や「Retweet」を集める事が、自己顕示欲を満たしてくれます。
最後には、自己顕示欲を満たす事が、目的になってしまいます。
見栄えの良い写真や動画を、いつまでもアップし続けます。

このように、アップされ続ける事で、絶え間なくタイムラインが流れます。
絶え間なく流れるタイムラインに、広告も混ざって流れてきます。
この広告掲載費が、FacebookやTwitter、Instagramの収入源です。

結局、ユーザーは、より多くのユーザーに広告が届くように、働かされているのです。
FacebookやTwitter、Instagramの運営者は、タイムラインが流れ続ければ、良いと思っています。
そこに流れる情報が、どれほど無意味なものでも良いと思っています。
それどころか、無意味な情報が流れる事を願っているかもしれません。

何故なら、無意味な情報がたくさん流れれば、広告の引き立て役になるからです。

僕は、マット・マレンウェッグ氏のこの講演録を読んで、とてもシックリきました。
FacebookやTwitterについて、抱いていたモヤモヤとした感情が、言語化された感覚を受けました。

WordPressは、Facebookなどのように、自己顕示欲をくすぐってくれる機能はありません。
だからこそ、自己顕示欲を満たすためではなく、自分の意思で、有益な情報を発信する人が増えるのです。
そして、情報を発信する人にフォーカスが当たるのです。

FacebookなどのSNSは、コミュニケーションのツールに過ぎません。
楽しくコミュニケーションをするには最適のツールです。
しかし、それ以上でも、それ以下でもありません。
また収益構造の関係で、ユーザーにフォーカスが当たる事はありません。
僕が、SNSのセミナーを開講しないのも、そう言った理由からです。

これからは、如何に有益な情報を発信できるかが重要な時代になってきます。
インターネットでビジネスしようとする人には、特に重要となってくるでしょう。
いよいよ、SNSの次を模索する段階になってきました。

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