有料版に切り替えるタイミング

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ある人にこんな質問をされました。

「Evernoteの無料版を使っているのですが、どのタイミングで有料版に切り替えたらよいでしょうか?」

私は今まで有料版に切り替えるタイミングなんて考えたことがありませんでした。
そのため即答できずに言葉を選んでいると、続けてこう言われました。

「有料版は便利だと聞いているのですが、無料版もまだ使いこなせていないので、難しいでしょうか?」

私はその言葉で質問の意図が理解できました。
つまり、この方はこう考えていたようです。

無料版 → 練習用
有料版 → 上級者用

先日のEvernoteの講座でもこのお話をしたら、多く方が頷いていらっしゃいました。
どうやら多くの方がこの勘違いをされていることに気づきました。

まず無料版が練習用と言うのは大きな勘違いです。
無料版とは、食品売り場で言えば試食、自動車屋さんで言えば試乗の事です。
つまりお試しの事です。

食品売り場の試食では、お腹いっぱいになりません。
その食品でちゃんと食事をしたければ買うしかありません。
試食売り場の前を何往復かすればお腹はいっぱいになるかもしれません。
しかし、「ご飯と一緒に食べたい」といった希望は満たされませんね。

自動車の試乗も同じです。
その自動車でドライブに出かけたければ、買うしかありません。
試乗を繰り返せば、運転は上手くなるかもしれません。
しかし、「恋人とドライブに行きたい」といった希望は満たされませんね。

このようにお試しというのは、制限がかかるのです。
何らかの禁止事項や縛りが存在します。

Evernoteの無料版にも幾つかの縛りが存在します。
例えば月間の保存容量についてです。
無料版の月間の保存容量は、プレミアム版の160分の1に制限されています。
無料版ではスマホで撮影した写真を約30枚保存すると月間の保存容量をオーバーします。
それを超えると機能制限がかかります。

練習用とか上級者用と言ったものではなく、純粋に機能に差があるのです。

有料版に切り替えるタイミングは「無料版で練習してから」と言うのは間違いです。
試食を食べて「今日の晩御飯はこれにしょう」と思う瞬間。
試乗をして「よし、このクルマに決めた」と思う瞬間。
それと同じです。

無料版を使っていて「もっと本格的に使ってみよう」と思った瞬間が切り替えのタイミングです。
多くのサービスは、毎月支払いで気軽に有料版に切り替えることができます。
3ヶ月ほど使ってみて、やはり無料で十分だと思えばすぐに戻せます。

今、無料で使っているアプリを本格的に使ってみようと思った方は、まず1ヶ月だけ切り替えてみては如何でしょう。
もし月払いができないサービスの場合は、まず他に類似のサービスがないかを探してみるのが良いでしょう。

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