あなたの仕事は、たったこれだけかも知れません

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僕は、皆さんに色々な事をお伝えさせて頂いています。
セミナー会場であったり、動画セミナーであったり、メルマガであったり。
そのお伝えする内容は、僕がコンサルティングをしている現場で思いつくことが多々あります。

僕のコンサルティングは、「やり方」ではなく「考え方」をお伝えする傾向が強いと自己分析しています。
「こうしなさい」「ああしなさい」と言ったアドバイスをする事は余りありません。
「こう考えてみてください」「ああ考えてみてください」と言ったアドバイスをします。

ここ3か月ぐらいで、動画セミナーを作ってみたいと言うクライアントさんが増えました。
8月から、僕も動画セミナーを作成し始めましたが、僕のクライアントさんには、作成のプロセスをお見せしていました。
それの影響もあったのだと思います。

ただ、面白いことに動画セミナーを作りたいと言い出したクライアントさんの多くが講師業ではありません。
これまで誰かに、何かを教えると言う仕事とは無縁の仕事をしている人たちです。
他人の動画セミナーを見ると、自分も特技を活かして、動画セミナーを作ってみたくなると言う不思議な現象が起こるようです。
とりあえず、どのクライアントさんにも、こうお答えしています。
「作ってみたいのであればやってみましょう、撮影と編集は僕がして、販売もできるようにします」

先日、動画セミナーを作ることにしたクライアントさんの一人にこんな事を聞かれました。
「初めて挑戦することなので、やる事が多すぎるので何から手を付けたら良いか分かりません」
そう聞かれたので、僕はこう答えました。
「では、まずタスクを書き出してみましょう」
タスクというのは、一つ一つの作業の事です。

すると「撮影」とか「編集」とか「販売ページ作成」とか、色々な事を書き出しました。

僕は「ちょっとストップ」と言って、その作業を制しました。
そこで、少し質問を変えました。
タスクは大きく分けて、2つあります。
まずは、タスクの大分類をしてみましょう。
クライアントさんは「?」でした。

さらに僕はこう聞きました。
「自宅で〇〇するのは誰の仕事ですか?」
すると、クライアントさんはこう答えました。
「私の仕事です」

「では、自宅で〇〇するのは誰の仕事ですか?」
「息子の仕事です」
「では、自宅で〇〇するのは誰の仕事ですか?」
「私の仕事です」
「では、自宅で〇〇するのは誰の仕事ですか?」
「娘の仕事です」

このやり取りが5分ほど続きました。
その段階で、クライアントさんはようやく気付いたようです。
「タスクの大分類は、自分でできるタスクと、誰かにお願いするタスクですね?」
そう言いました。
私は答えました。
「その通りです」

その後、タスクを整理しなおしたら、クライアントさんのタスクは2つしかありませんでした。
「内容を考える」「カメラの前でしゃべる」の2つです。
何かを始めるとき、多くの人は冷静な判断力を失ってしまいます。
そういう時は、まず「自分でできるタスク」と「誰かにお願いするタスク」を分けることをお勧めします。

たったそれだけで、やるべき事が、驚くほど少なかったことに気づきます。

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